琉球舞踊は、琉球王朝を中心に発展した宮廷舞踊である「古典舞踊」を始め、明治以降庶民の間で踊られた「雑踊り」(ぞうおどり)、各地で伝承されている「民族舞踊」、及び近代の踊り手によって創られた「創作舞踊」の四種に大別されます。
交易時代の栄華を偲ばせる洗練された優雅な舞い、庶民の生活・心情を明るく表現した踊り等、歴史と伝統に培われた様々な「琉球の心」を存分にご堪能ください。
公演団体 琉球舞踊・柳清本流 柳恵の会
日時/平成30年4月22日(日)午後2時開演
(公演時間:約2時間)
場所/高郷公民館
演目
1.かぎやで風(古典)(祝儀舞踊)
踊る人:仲村 光子 赤嶺 悦子
琉球国王の御前で最初に演奏されました。
座開きのとき縁起によい踊りとして愛され親しまれています。
2.四つ竹(古典舞踊)
踊る人:知念 重子 比嘉 律子 津嘉山 幸子 上原 キヨ子
紅型衣装のあでやかさ等優雅で華やかな王朝を偲ばせる宮廷舞踊です。
3.夏姿(創作舞踊)
踊る人:新城 恵子 柳清本流 柳恵之会会主
沖縄では初夏のことを若夏といい涼をしのぐため帯で締めつけず袖口を
広くし、クバの葉のうちわを持って踊ります。若夏になれば、野辺百々草も、
やわらかな風になびき香り高く咲きます。
4.汀間当(雑踊り)
踊る人:赤嶺 悦子
首里王府への上納物を取り立てる役人と汀間村一番の娘が恋仲になる。
権力に横着する役人に対して村の若者たちが力で勝てぬと歌を詠み流行させ追い返すという、
古典と対照的なコミカルな庶民の感情を表現する踊りです。
5.貫花(雑踊り)
踊る人:知念 重子 津嘉山 幸子 上原キヨ子
うりずんの頃、山に色とりどりの花が咲き、その花を貫して愛しい人にあげましょうの
意味で明るく親しみのある踊りです。
6.前の浜(古典男踊り)
踊る人:比嘉 律子
空手の要素を入れた男踊りで武器を持たない琉球では空手で体を鍛え護身を
したと言われています。
7.仲里節(雑踊り)
踊る:仲村 光子 新城 恵子
「聞くとこ所によると仲里村は花が美しく咲くといいます。咲きそろったら一枝私の所に
届けてください」男女の仲睦ましい愛を表現した踊りです。
8.谷茶前(雑踊り)
踊る人:(男)比嘉 律子 上原 キヨ子 (女)知念 重子 津嘉山 幸子
漁村の若い男女の働く喜び生きる力がリズミカルに表現され、男は漁に行き、
女はそれを売る。漁村の風景を明るく軽やかに踊ります。
8.加那よー天川(雑踊り)(打 踊り)
踊る人:(男)仲村 光子 (女)新城 恵子
相愛の男女の睦ましさを明るく楽しく表現した打ち組踊です。二人が愛のあかしとして
花染め手巾(ハナズミティーサージ)と紫の帯を交換します。男性が水辺で髪を洗う女性に柄杓で水を
かけるなど、明るく大らかな表現があり、心うきたつ踊りです。
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